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子育て支援地域の具体的課題をいっしょに考える

横浜学童保育連絡協議会鶴見ブロック集会に参加

6月22日

 民主党の小宮山洋子参議院議員へ届いた一通のメールがきっかけになって、6月22日学童保育の保護者と指導員の皆さん30人との懇談会が実現しました。
準 備期間がわずか3〜4日しかない集会でしたが、学童の皆さんが努力してくださり、「議員懇談会スペシャル」と名付けられた集会には、斉藤つよしのほかに、千葉景子参議院議員、安藤和男横浜市会議員団長が参加。
 最初に鶴見ブロック長辻さんのあいさつ。子ども全般のこと、子育てで大人がどんな役割を果たしていくのか、これからの社会、子育てのあり方について、意見交換をしていこうと話されました。

斉藤つよしの話

 大阪の池田小学校の惨劇は本当に胸の痛むことでした。あのような痛ましい事件には言うべきことばをしりません。私自身は、1945年に生まれ、早くに父を亡くして母一人子一人で育ちました。その際、近所の家庭や学校の先生にずいぶんおせわになりました。そのことを今思い出してみると、地域コミュニティが作られていたということです。

 子育てというテーマで考えることは、地域のコミュニティがしっかりしていればずいぶん解決できる問題があるなということです。私のひとり娘はもう結婚してしまいましたが、子育ての過程で、やはり怒る、ほめるなど個別家族だけでなく、地域でもお世話になったものです。

 小泉さんは施政方針演説で、「保育所待機児童ゼロ作戦」などということを言いましたが、私は政府の政策というより、「とことん分権」と主張し、それぞれの地域で、自治体で実現をはかっていくようにしたいものです。学童でも数を増やすだけでいいのか、問題は中味です。民主党は子育て支援では、「仕事と家庭の両立支援法」を議員立法で準備しました。

 と話しました。そして、細かい学童保育や保育園の整備の実際の姿は各論まではわからない、むしろ教えていただきたいと話しました。

 斉藤議員退出のあと、さらに千葉景子さんに学童の指導員のかたから「保育所の場所確保が非常に重い負担になっている」という意見や、父母から「横浜市でははまっこふれあいスクールが行われているが、自分はなぜはまっこではなく、学童を選んだか」の発言がありました。さまざまな質問や意見が出され、千葉さんが答え、また安藤市会議員は学童保育が市の行政の中でどのように位置づけられているか、市議会での議論をふまえた説明をしました。

その後のつよしの感想

 話していて、だんだん横浜市議会議員のころ、学童保育のことを語りあったことを思い出して来ました。横浜市は「はまっこふれあいスクール」を進めていますが、学童保育を選び、学童を良いものにしようとがんばっている人の声を市政に反映する努力がさらに必要でしょうし、自分も国政の中で、子育てのテーマにもっと関われる場面が出てくるだろうと思いました。

 余裕教室の使用に関して、会場から「児童福祉法に定められた質の学童保育を行うと、目的外使用になるので教室の財産処分を行わなければならない」との指摘がありました。これは「分権」が本物になれば解決できる問題なのですが、現実には指摘された形で、壁になっています。国レベルでの解決が求められる問題です。長時間はいられなかったのですが、いろいろ考えさせる集会でした。

 短期間で準備してくださった学童の皆さん、ありがとうございました。