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再現! 予算委論戦 「真の改革とは何か」

改革の方向めぐり小泉首相と論戦

(5月30日  参議院予算委員会)

 斉藤つよしは、小泉総理大臣はじめ各閣僚に対して、5月30日の午前90分、午後30分質問しました。ニュースでは、靖国問題の部分だけが報道されたよう ですが、全体像を再現します。

論点1  最大の債権国・日本が、なぜ最大の債務国アメリカに富が吸い上げられるのか


論点2   改革の痛みとは

 改革の痛みというのを総理は今回の所信表明以来、本会議あるいは予算委員会でもずっと伝えられているんですけれども、国民の痛みというのは今も十分味わっている、味わわされている。きのう発表の完全失業者の数も四・九%、三四十数万人、あるいはホームレスの数が二万人、そして自殺者の数がここ三年ほど毎年毎年年間三万人を超す数、大変な日本の国内を取り巻く状況で、痛み痛みというけれども、十分痛めつけられている。何でこれからまたさらに痛めつけられるんだと。そういうのが率直な国民感情である。
 これは日本が今、バブル経済が破綻した後、いろんなことを強いられておりますが、これは我が党も早くセーフティーネットを張るべきだと。この間の歴代自民党を中心とした政権が、やはり国民に対して医療の問題、福祉の問題、雇用の問題、それぞれのセーフティーネットのさまざまな政策をきちっと張らなかった。そういった全部ツケが、先ほど申しました自殺者の数であり、あるいは完全失業者、ホームレスの数、あるいは生活保護者の数にあらわれているのではないかということで、私は率直に今の現状、国民は痛みを味わっている。この不良債権の処理をということはこれは別に異論はないんですが、もっと奥深い原因があるのではないか。
 日本経済、アメリカ経済との関係、このことについて私はあえて提案し指摘をさせていただきたい。


論点3  歯切れ悪い答弁=米ミサイル防衛構想

 次に、引き続き総理並びに外務大臣に外交・安全保障政策についてお伺いいたします。
 外交日程を終えて総理へ報告をされた。どのようなことを、特に中国あるいは韓国両国等を中心にさまざまな話し合いをされたのか、概要をお伺いしたい。


論点4  普天間使用期限問題を明確に

 次に、普天間移設・返還問題ですけれども、地元の方々はもうこの十五年使用期限問題というのは、知事も地元の市長も一生懸命アメリカまで行っているけれども、なかなか困難なのかなという雰囲気ですが、総理、この十五年使用期限問題というのは日米協議の重要な課題であるという認識をされていますか。


論点5  米軍基地は半永久か

 さて、非常に大きい話をさせていただくんですけれども、現在、冷戦構造が崩れて約十一年たちました。けれども、どうも我が国は、まだまだ冷戦構造時のいろんな安全保障についての立場をぬぐい去っていないんではないか。総理に単刀直入にお伺いいたしますけれども、他国の軍隊が未来永劫のごとく駐留をしているという現状、自国の安全を他国に依存し続けるという、こういう国は何かおかしいんではないかなという気は私はずっと持ち続けているんですけれども、このことについての率直な所感をお伺いいたします。

(相模総合補給廠の返還)


論点6 靖国神社公式参拝は後藤田談話を思い起こせ
国のリーダーはアジアの気持ちがわからなければいけない


(午後の質疑)

論点7 セーフガード 対中関係と付け焼き刃の農業政策


論点8 ODA改革をいつやるか 来年度予算に生かすと大臣答弁